生活改善のアイデアについて
もう1ヶ月ほど前から、どうもBS放送が映ったり映らなかったりするので、分波器やケーブルを取り替えたり、さび止め材を塗ったりしてみましたが、一向に改善しないので放置しておくといつの間にか映ったりして、何のことかサッパリ訳がわかりませんでした。しかし、今日、やっと、その謎が解けました。
原因は、私の住居はマンションですから、共同BSアンテナに電源が供給されているものとばかり思っていたのですが、実は供給されていなかったのです。多分お隣さんが、BS放送を視聴していたので、そのときだけBSアンテナに電源が供給されていたので、そのおこぼれ頂戴で私の家のBSチューナーでもアンテナレベルが上がって視聴できていたのでした。
ところが、最近、そのお隣さんもケーブルテレビに加入してBSアンテナに電源を供給することがなくなった上、私の家のBSチューナーも電源供給をOFFにしていたために、結果、誰もBSアンテナに電源を供給する人がいなくなって、BS放送のアンテナレベルが異常に低下していたのであります。今朝になって、このことに気づいたので、私は、早速、BSチューナーのメニュー画面で「BSアンテナに電源を供給する」という設定に変更したところ、BS放送が見事受信できたのであります。
こういうような、BS放送受信についてのきわめて基本的な設定事項を再確認したわけです。
私は、中学校1年生から22歳の大学4年生までは、家の財政が豊かではなかったので、ずいぶん苦労をしました。大学受験ラジオ講座を聞くのに、ラジオが買えませんでしたので、親戚の方に古いトランジスタラジオを兄が譲ってもらったのを、兄からもらって勉強していました。アンテナが折れていたので感度が悪くなっていましたし、音質はこもっていて聞き取りにくかったのですが、何とか受験勉強に励むことができました。
高校生のときは、特にクラシックが好きでしたが、AMラジオではクラシックが聞けませんので兄からお古のFMラジオを譲ってもらいました。これも多分、親戚の方から譲ってもらったものだと思います。夜中にスピーカーで聞くとやかましいので、ヘッドホーンが必要でしたが、1967年当時は高価でしたので買えませんでした。それで、、また、親戚の人にお古を譲ってもらいました。多少、接触が悪くて片側の音声レベルが低かったのですが、実用上はそんなに気にならなかったので結構愛用していました。しかし、このラジオは、006Pといって9Vですぐに電池が消耗してしまったので、200円しましたが、お小遣いがなくなってしまうので困っていました。それで、親戚の人に単一電池を6個連結したお古のバッテリーを譲ってもらいました。これは長持ちしました。でも、音質はカンカラカンの金属音でした。
やがて、19歳で大学に入学した時に、父親にせがんでステレオを買ってもらいました。48回払いの月賦でで毎月1000円です。でも、レコードを買うお金がなかったので、Beethovenの運命を誕生日に買ってもらう約束をして、1年間365日待ちました。また、親戚の人に成人のお祝いにということで、リヒテルの演奏した変奏曲集のアルバムを1枚買ってもらいました。このレコードは、擦り切れるまで再生しまくりました。
以上のように、大変貧しい環境で育ちましたので、はからずもそれが幸いしたのだと実感していますが、現在、つましい年金生活者ですが、なんとか不満も言わずに精神が平穏に過ごせています。ありがたいことです。