生活改善のアイデアについて
5月23日付けの朝日新聞の朝刊で、標題のとおりの見出しで社説に準ずる扱いで10面に五段抜きで次のような記事が掲載されていました。
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保証期間の延長実現
経済危機に見舞われている欧州で、家電製品などを長持ちさせるための運動が静かに広がっている。無駄な出費を避け、環境への負荷を減らす狙いもある。
不況下 家電使い捨てに警鐘
「壊れやすい」家電製品が特に目立つようになったのは10年ぐらい前から。テレビやパソコン、洗濯機、携帯電話など種類を問わない。」 こう話すのは、スイス・ローザンンウ郊外で修理店を営むクリストフ・イーネブニットさん(五十二歳)だ。まるで壊れやすいように作られた製品が目につく。「映らなくなった。」と客が持ち込んだ薄型テレビは、最近まで約8万円で売られていた。中を見たら、熱に弱い電子部品のコンデンサー(蓄電池)が発熱する変圧器の近くに取り付けてあり、故障していた。「これじゃあ、壊れても当然だ。組み立てやすくして製造コストを下げることだけが狙いだろうが、耐久性への配慮が無い。」 こうした製品は使って2年もすると、10台に1台ほどの割合で故障する可能性があるといいます。・・・中略・・・同国西部で活動する民間団体「スイス・フランス語圏消費者連盟」で製品テストを担うフーマ・カミスさん(38)は、「家電にとどまらず、家庭で使う耐久消費財は壊れやすくなっている。」と話す。どのメーカーにも強烈なコスト削減の圧力がかかっている。結果として製造費の安い国で作られるようになり、生産工程の簡略化などで品質が低下しているとみる。連盟はスイス政府に対して消費者関連法を改正し、メーカーや小売店による製品の保証期間を1年延長して2年にすることを要求。今年1月の規制強化で実現した。さらなる延長などを働きかけている。--------------------------------------------------------------------------------------------
結局、私が思うには、昨日も書きましたようにパソコンの調子が悪くなったらすぐに廃棄したりせずに、HDDやグラフィックボード、スイッチなどを交換すれば、それで正常に動く場合がほとんどですから、企業努力で経費節減のために徹底的に修理して使えばいいのです。ちょっと故障したり調子が悪いというだけで、簡単に廃棄したり、使い捨てたりするのは、バブルの時代の悪習ですから、やはり上記のように環境保全のためにも、パソコンが故障したら今後とも、徹底的に修理や再利用を図るべきだと考えます。
昨日の続きです。実は、私が持ち込んだ代替のパソコンは、私の私物というような物ではなくて、某社の同系列店で廃棄にしたパソコンの部品やケース、DVDドライブ、電源装置、HDDなどの部品を組み合わせて作った物でした。マザーボードとスイッチが壊れていたので、これは、私のお金で中古の2000円未満程度で買ったものを入れておきました。ですから、私物のパソコンなどではなくて、一見して同系列店で使っていた旧式のパソコンを改造したものだということは見ればわかるはずなのですが・・・。
私は、少しでも某社の経費を抑えようとして、某社の系列会社の廃棄したPCの部品を組み合わせて、一部自分のお金で完動品のPCを組み立てたのです。それもこれも、すべて某社の経費を抑えることと産業廃棄物を極力出さない・・・という社会貢献、環境保護を考えた私のボランティア精神の行いが目的でした。まあ、善意でやっていることだったのです。
まあ、私は、こういう事情については、以前にも系列店同士で廃棄になったパソコンの再利用を呼びかけて、経費節減への努力を某社の役員さまに助言して進めさせていただいてきたところですが、そういった企業努力を、今回着任された新任の課長さんにも時間はかかりましたが、理解されて幸いな事だと思うわけです。
たかが廃棄すべき古いパソコンの再利用のお話ですが、されど再利用は大事な社会問題です。2014年の3月末日にwindowsXPのサポートが切れますが、日本全国、いや世界中で古くなったパソコンの再利用の問題は、真剣にその対策を練って、大きな社会問題にならないようにしたいものです。
今日の昼前に某社に行くと、課長が私に、「あなたが置き忘れたパソコンを引き取ってほしい。」といってきました。そこでわたしは、「あのパソコンは、確かに私が貴社に持ち込んだものですが、2年前に貴社のA氏がモニターは使えるが本体が壊れているので、修理なり何なりして使えるようにしてほしい。」と依頼されたので、私がそのPCを調べたところ、完全に壊れてゴミ同然だったので、代替品として私がPCを持ち込んで使用できる状態にして活用していただいたのです。そして、その後、私は腰痛の手術をしなければならないので入院して、その後、ずっとご無沙汰でしたので、もともと貴社で壊れていた残骸の1台のPCについては、担当の社員さまに必ず処分してほしいと依頼したのです。
そういうわけですから、2年も経過した今頃になって、当時、私の持っていった代替品のPCが壊れたのかも知りませんが、始末に困って、あなたの私物だから引き取ってほしい云々というのでは、ちょっと虫が良すぎるし、善意で無償で修理しているコンピュータ技術者を馬鹿にした筋違いの言動ではないかと申し上げました。そういうことを言うのであるならば、なぜ2年前にゴミ同然のPCを貴社のA氏が私に修理を依頼したのでしょうか?貴社のゴミ同然のPCは2台あって、1台はHDDが故障していたので、私が中身をコピーして代替のHDDを入れ替えました。もう1台はマザーボードも含めて完全に壊れていたので、代替のPCを会社に持ち込んで稼動させました。これで会社の業務を滞りなく行うことができたのですから、2年前には貴社では2台のPCを廃棄せずに済んで、貴社にとっては業務に役立てることが出来たので、感謝されていいことなのに、これはいったいどういうことでしょうか?と申し上げました。
結局、某社の方で処分してよいかどうか確認してきましたから、それは当然、修理を依頼されて、相当な時間と労力とお金をかけて代替機を作って善意でボランティア精神で貴社に置いているのであり、勝手に私物を置き去りにしたわけでは全然ないので、貴社の備品と認識してください。ですから、私の私物ではなくて、そちら様の責任で処分するならしてくださいませと申し上げました。
まあ、その話の経過については、一定の理解を得て某社とは和解して引き続き、系列会社ともども協力させていただくことになっていますが、それにしても、パソコンの再利用については真剣に、今後とも取り組んでいってほしいと希望するものです。