今日、2009年ごろに購入したDVDプレーヤーが故障したので、コーナンでオリジナルのLifelex LD-258という格安品を購入しました。価格は2480円でしたので格安品です。これで、地上デジタル放送のCPRM録画のDVDでスクランブルがかかっているVR形式の動画でも難なく再生できます。また、DVDビデオ形式はもちろんのこと、ただのmpeg動画でも再生可能です。外国製の3〜4年前のDVDプレーヤーは、自分がビデオカメラで撮影して録画したノースクランブルのVR動画だけは例外的に再生できましたが、CPRM対応と書いてあっても、実際は地デジ録画されたDVDが再生できない場合が多かったのです。でも、今回はさすがに、外国製ですがコーナンのオリジナルブランドで発売するLifelexは、地デジが再生できるのです。超格安品なのに、なぜ再生できるのでしょうか。そのわけはどういうことでしょうか?興味があるので、推測してみました。
今までの話ですが、地デジ録画・再生については、著作権法で国民を管理するにしては、一般に販売されているDVDプレーヤーの品質が技術的に見てあまりにもいい加減な製品が多かったので、管理以前の問題があったように思われます。地デジ放送録画DVDを読み込むソフトとして、PowerDVD Expert2が地デジ放送録画DVD対応と銘打って発売されていますが、これをwindowsXPにインストールして、Buffaloの地デジチューナーDT-H30/U2で録画された番組録画をDVDにダビングしたものを再生すると、回転数が若干遅くて、映像や音声がスローモーションになるという不具合がありますので、まったく使い物になりません。その上、昨年の10月までは、私は、手持ちの地デジ対応であるはずのDVDプレーヤーが3台とも再生できませんでしたので、地デジ放送録画したものを、いったんDVDに落として、それのスクランブルを外してからDVD-Rにコピーをして、それをDVDプレーヤーでやっと再生ができたのです。また、パソコンでもやっと正常に再生できたのです。
しかし、この作業は、昨年の10月に「著作権法違反」ということになるという「改正」が行われたので、禁止されることになったようです。そこで、わたしは、従来の地デジ録画したDVDが再生できると銘打って堂々と発売されていた羊頭狗肉的な「似非地デジ対応DVDプレーヤー」の故障を良い機会にして、今回、超格安ではありますが、正真正銘のCPRM対応・地デジ対応のLIFELEX LD-258を購入したのです。これで、また、羊頭狗肉商法で地デジが再生できなかったら、また、スクランブルを外すという違法行為をしないと、永久にDVDプレーヤーやパソコンでは地デジが見られないのです。(HDD録画・再生はできますが、いちいち機械を持ち運ばないと再生できないのでは、よほど録画再生機の移動時に注意しないと機械が必ずといっていいほど故障します。家庭外で録画物の再生をしようとすれば、違法行為を犯さないと不可能・・・という二律背反に国民を追いやるのはあまりに理不尽です。)
まあ、そういう意味では、昨年の10月の改正著作権法は巷では「悪法」だと陰口をたたかれているようですが、そうではなくて、いくら格安品のDVD再生機であったとしても、きちんと地デジ放送が録画されたDVDを再生できる水準に合格するような優れた製品がユーザーに届けられるような便利至極な世の中になった契機を作った良法だと考えられます。よって、そういう面では、歓迎すべきことだと思います。・・・これで、やっと、法律の改正のための条件整備ができたことになっと実感しました。