格安サーバーだから、同じサーバーに共有する契約者が多いので混雑して読み込みが遅くて困るとか、書き込みが遅くて、もう解約してもっと高価な有料サーバーにした方が良いとか、何度もお試し期間中に、サーバーを選んだ方が良いとか、そういったネットワーク上のフォーラムに意見や感想が書いてありますが、あれは一面の真理であって、実は別の面から言わせていただくと、案外そうでもなくて、要するにどんな格安サーバーであっても、ハズレであっても、要は使いようによって接続環境は改善される余地がある・・・というのが現状なのです。
なぜこんなことを言うかというと、私は昨日、xamppというWEBサーバーの実験用に作られたといわれているソフトを、かなり貧弱な10年前のpentium?800MHZでメモリ500MBのHDD容量わずか3GB搭載のPCにインストールして、家庭内のイントラネットからアクセスしたことから、ある重要なことに気づいたからです。joomlaの最新版を入れたのですが、このPCでjoomlaを操作しても、なかなか起動しないし投稿原稿の保存も1分30ほどかかってしまいます。しかし、家庭内の他のpentium?叉はcelelonMの1.7GHZ〜2.5GB程度のPCからアクセスすると、比較的軽く動作することを発見したのです。また、wordpress最新版を入れると、これは800MHZのPCでも、実用レベルで使えることがわかりました。
一方、格安サーバーで月額200円の某サーバーの場合は、古いPCでアクセスすると、確かにjoomlaVer.1.7で13秒、wordpress最新版で9秒で遅いですが、MODXは4秒、quickCMSは2秒、MTOSは3秒で十分に実用的です。ですから、軽いCMSを使えば、格安サーバーでは10年ぐらい前の古いPCでも快適にアクセスできます。前2者のアクセスが遅くて気になる場合は、単にアクセスするPCが古くて能力が低いだけですから、celelonD2.5GHZの旧世代のPCでも使ってアクセスすれば、wordpressが4秒ぐらいで起動しますし、joomlaも7秒で起動します。これならば、最新版のPCでは、おそらく、もっともっと速いので、格安サーバーにどんなに重たいCMSをインストールしたとしてもぜんぜん問題ではありません。
要するに、ある程度のスペックのPC(5〜6年年前)があれば、格安サーバーでも普通のブログやWEBサイトは問題なくアクセスできるのです。格安サーバーではどうしても困るのは、やはり超重たい大きなサイズの写真が10000枚もあるような図鑑データでしょう。このようなWEBサイトは、昨日、このブログに書いたような知人のデータ集などの例ですが、専用サーバーでないと能力的に駄目ですから、毎月1万円以上の出費は必要であると思われます。しかし、こういう例は、ごくごく限られた範囲の特殊な例であって、一般的なWEBサイトのお話では決してございません。