セキュリティーの問題ですが、windowsの自動更新について、もう4月8日にはmicrosoft社のXPのサポートが切れるので、すべてwindows8に入れ替えないといけないとか、全部廃棄して新品のPCに買い換えないとだめだとかいう考え方は、初歩的な認識の誤りがあると思うのです。また、PCネットワークは、わが社の場合は閉ざされたネットワーク内だけでイントラネットで構築しているので、セキュリティー上の問題は外部と接続していないので、4月8日以降も安全であり大丈夫だ・・・という考え方も、初歩的な認識に誤り=思い込みがあります。
セキュリティーについては、microsoft社の更新プログラムだけに頼って今までXPを使ってきて、市販やFreeのセキュリティーソフトは使わなかった・・・そういう人は、ほとんどいないのではないかと思うのですが、それは、やはり、windowsSP2以降は、起動直後にチェック項目が表示されて市販のセキュリティーソフトの有無が表示されて、装備されていない場合に警告されるからだと思われます。
でも、これは裏返していうと、microsoft社のセキュリティー上の穴ふさぎが常にすでに不完全であることをあらかじめユーザーに周知しており、一応更新ファイルで重大な脆弱性の穴ふさぎは最大限、都度行ってきているが、それでも十分とは言い切れないので、あとはユーザーの自己責任で自分のPCを「守ってください・・・とも受け止められるわけであります。
ですから、もともとPCのセキュリティーについては自己責任の範囲のことであり、このたびmicrosoft社のサポート打ち切りがあって、安全度が少し下がることになる・・・すなわち仮に95%の安全度があったとすると、サポート打ち切り後に90%程度に低下するというほどの意味なのです。また、イントラネットの場合は、なるほどインターネットには接続していないのですが、USBメモリを通じてウィルスが混入す可能性がありますから、必ずしも安全だとはいえないのです。
私は、XPは4月8日以降も使います。具体には、2重に鍵をかけます。一つはセキュリティーソフトであり、もうひとつはリターニルという仮想化システムです。仮想化システムを導入することによって、万一、ウィルスが侵入してもシャットダウンすると、システムが初期化されるのですから、以前に、遠隔操作で踏み台にされて誤認逮捕された重大な冤罪事件がありましたが、そういうことが不可能になるわけです。
また、踏み台にされないために、さらに第三の施錠としてPCを使わないときは固定電話も含めてインターネットの電源を意図的に全部切ることにするわけです。これで、おそらく踏み台にできなくなります。