標記の通り、2014.06.30をもって、このブログは廃止されることが決定されています。いままで、3年間以上にもわたって投稿してきたMYブログをあと3ヶ月で閉鎖せざるを得ないのは寂しい感じがいたしますが、以前からそういう前触れがあったので、既に他のブログに移転をする準備を整えておりましたから、まあ、自分の全財産を失う・・・ということにはならないと思います。また、「ぷらら」の料金の中に、このブログの料金も含まれていますから、何だか損をした感じも無きにしもあらずということで、これを退会の理由にして、他のプロバイダーでブログが付属しているものに乗り換えてしまおうかな?とも考えました。でも、それは、短気は損気というもので、100%無意味です。というのも、何もぷららを退会してio-net、so-netなどに乗り換えなくても、無料でいつでも誰でもイオブログやソネットブログに入会出来てしまうからなのです。
それよりも、何故「ぷらら」が「ブローチ」廃止の方針を打ち出さざるを得なかったのかという現状認識を、もう、既に周知の事実ではありますが、再認識しておかないといけないと思ったわけであります。
つまり、どういうことかというと、ブログ運営の収入の仕組みが、この業界では一般的にどうなっているのかということを考えると、即説明がつきます。具体に言えば前段でも述べましたが、何も世の中には「ぷらら」だけがプロバイダー業者の中で、唯一、ブログを運営しているわけではなくて、たとえばso-netがソネットブログ、Biglobeがウエブリブログ、io-netがイオブログ、exiteがエキサイトブログを運営しています。ただ、これらのブログが「ブロ−チ」と決定的に相違するのは、ぷららが契約会員だけを対象に宣伝収入無しで運営しているという点です。他のプロバイダーは、宣伝の収入も含めてブログを運営しています。ですから、インターネット接続契約の会員以外の一般のユーザーが存在しますから、恐らく「ブローチ」の会員の何倍も登録しているはずであり、そのために広告収入でそこそこ運営費を賄っていけるのではないかと推測されます。
そう考えると、ぷららのブログ運営というのが、2014年の3月時点では、非常に稀な運営形態であることがわかります。しかし、ずっと昔・・・常時接続のインターネット契約の初期の段階では、自前でサーバーを構えたりレンタルサーバーを借りることが非常に高額であったし難しかったので、プロバイダーがホームページサービスやブログサービスを用意して契約者の便宜を図っていたし、それが「売り」であったのがごく当たり前の状況でした。ただし、ここが肝心な認識ですが、その時代の商習慣を現在までぷららという会社が、他の大方の企業が行ったように広告収入を中心とした経営方針の流れに乗らないで、昔ながらの古いユーザーの「ブローチ」への愛着心を考慮して、そのままのスタイルを引き継いできた・・・というのが実情なのです。しかし、ついに、経営の合理化のために廃止せざるを得ないと決断したということではないかなと思うのです。但し、この間の事情は、ぷらら社自身が説明されていますから、特に私の見解ではありません。再認識というかそういう立場で書きました。
そういうわけで、換言すれば、プロバイダー契約者だけが対象の全く宣伝の無いブログというものは、?ユーザー数がごく少数に限られて広がりが見込めない上に、?会社にとってそういうブログの運営がユーザー獲得に結びつかず、?一般庶民のニーズを満たすような情報アイテムになっておらない・・・というのが世の中の趨勢であるということです。
やはり、世の中の趨勢は、?宣伝つきのツイッターやLineに代表されるソーシャルネットワークツールです。また、?ブログも宣伝つきのオープン会員制で自由にアフィリエイトが貼り付けられるもので、ソーシャルネットワークと連動したものです。それに?スマホやタブレット端末などに対応して、LIneなどの総合的なデジタルコンテンツのプラットフォーム的なものです。
そういうことから考えると、今回のぷららの「ブローチ」の廃止は、デジタルコンテンツ黎明期の古きよき時代の終焉を象徴的に意味するものとして、私個人の記憶にとどめて置いて、ここでもうおしまい・・・ということで断筆するのではなくて、これを発展的に解消するというか、スクラップアンドビルドという形で、再生していく努力がいります。すなわち、廃止までの僅か残された3ヶ月間に、私の投稿数を、過去の何倍にも増やして、移転先のブログに引き継ぐことが一番大事だと考えるわけです。そうすれば、変な話、過去の投稿の何倍ものボリュームの知的財産が移転先のブログに引き継げますから、廃止によるダメージが最小限度に切り詰められます。
そういう方針で、最後の最後まで6月30日の午後11時59分の1秒前まで投稿を続けたいと思います。