私は、現在、非常に動作の遅くなったノートPCを使っています。CPUがsempron2.1GHZ程度でシングルコアですからXPで動かすのであるならば普通に使えるのでしょうが、ビスタなので非力です。まだ使用してから3〜4ヶ月ほどなのに、頻繁に更新を繰り返しているうちに少しずつ動作が重くなってしまったようです。そこで、初めは1366×768であった解像度を1024×600にまで落として、色数も32ビット色から16ビット色に落としてメモリを節約しました。
さらに、重たいセキュリティソフトがはじめから導入されていたので、これを削除して別途より軽い動作のKingsoftのセキュリティソフトに変更したり、テンコ盛りの付属ソフトをほとんど削除したりして、起動に時間がかからないように処置をいたしました。
まあ、そういうわけで、十分とは言えませんが、かなり使えるようにカスタマイズしました。今では実用レベルというか、ほぼ使いやすいPC・・・といえるまで調整いたしました。
この方法は、ノートPCの速度を上げるのには大変有効です。つまり、ノートPCは、別途画像処理用のグラフィックボードを搭載していなくてグラフィックチップといわれるものが本体に直付けになっており僅かばかりのメモリしかないので、大部分は本体のメモリを画像処理にも流用(シェア)して使っているのが現状のようですから、解像度や色数を少し落としてメモリを節約すれば、結果的に本体のメモリ消費を抑えて快適に動作するのであります。
実用上は、解像度を落としても色数を少なくしても、私自身としては、あまり気になりませんので、別途費用がかからずにカスタマイズ出来るわけです。もちろん、鮮明で高画質でないと満足できないような3Dゲームやハイビジョンの動画を編集するような用途ならば、当然、こういう機種は向いていないので論外ですが、事務用PCとしては十分です。