最近というか、ここ数ヶ月のサイバー攻撃はすさまじいものがあります。衆議院・参議院の全員のメールアドレスとパスワードが盗まれて内容が読まれていた可能性があるのです。いったい、NTTのセキュリティはどうなっていたのでしょう?まったく無効であったようですので、新種のトロイの木馬だったのでしょう。8月の末にNTT東日本が事件を公にしていますので、それ以降は対策を施したようですが、それ以降もパスワードを変更していない国会議員が大半を占めている現状があると報道されていますので驚きです。まったく、ウィルスに無防備で国民の権利や財産を守るという意識に欠けます。
だから、この事件では犯人が一番悪いのですが、でも問題なのはやはり国会議員ではないでしょうか。パソコンをなぜ国民の血税で別途まかなうのですか?普通の会社や地方公務員は、機密情報や個人情報保護のために私物のパソコンを持ち込ませていない、あるいは給料が安いので社員に負担を求めずに1台ずつあてがっています。そして、国会議員の場合は、機密情報も桁違いのレベルが高い場合があるので、PCはもちろんのこと回線使用料からメンテナンス料金まで何もかも別途公費負担にしていると言いたいのでしょうが、これは国会議員という特権階級への悪乗りの大判振る舞いとはいえないが小判振る舞いの制度運用としか思えません。
ノートパソコンなどは値段は非常に安いのですから、自己負担にすべきだと思います。そして、メールサーバーなんかはNTTに頼まないで、フリーの無料メールであるYahooメールかgooメールか、Gメールにしておけばよかったのではないでしょうか?これなら、一括ではないために今回のように犯人に根こそぎやられてしまうような事態は防げたのではないでしょうか?