生活改善のアイデアについて
最近、近隣の教育センターのホームページの更新を手伝っているのですが、どうも、これがうまくいかないことがあって、よく職員からどうすればいいのか質問があります。その答えは、相対パスを使わずに絶対パスで記述することと、専門のFTPソフトを使ってください・・・という2点です。つまり、具体に転送時のトラブル例を申し上げますと、IBMのWEB作成ソフトウェアーのホームページビルダー16で「サイトの転送」という機能を使ってサーバーにローカルで作ったWEBコンテンツを転送していますが、そのときに失敗が時々というか、特定の作業をしている時に転送エラーが起こるということです。特定の作業というのは、動画ファイル(wmv)と音楽ファイル(MP3)を貼り付けたページをトップページにリンクさせたものをサイトごと転送するような作業です。
図解すると以下のようなものです。
たかだか、4つのファイルを転送するだけですから、FFFTPで個別に転送してもなんらかまわないのですが、これをいつもの習慣で、「サイトの転送」を行うと、一見転送するように見えても転送速度がわずか0.5秒程度で棒グラフが消えてしまいますから、「ハハァ転送失敗かな?」と勘ぐると、やはりペナルティーなのです。原因は今のところよくわかりません。が、トップページの記事の文字部分を少し書き換えた程度では転送失敗はしないのですが、動画や音声ファイルでどう圧縮しても数メガバイトの容量をリンクさせて一緒にアップロードする場合に、転送失敗のケースがままあるので、どうやら、同期をとろうとしても重たいので取りこぼしている状況なのかも知れません?
だって、総量60MBのWEBページですから、一応転送するときには、全部のファイルの同期を取ってから差分ファイルを転送するはずです。でも、動画や音声ファイルなんてものは、容量が馬鹿でかいですから、相対パスのまま転送しても、サーバー側で絶対パスに読み替えてくれないのではないでしょうか?ということは、つまり、一応、トップページを書き換えて、サブページをリンクさせて動画も一緒に転送したつもりが、転送途中で時間がかかりすぎたために処理が足踏みして停滞し、相対パスを絶対パスに書き換えないものだから、そこで更新したはずのトップページ転送もやめて、何も変化が無いじゃないかと勝手にホームページビルダーが誤判断して、結局、トップページを更新・転送しないのではないのでしょうか?
特に、これは、以前のこのブログでも触れたことですが、ケーブルネットの特性からいうと上りが15メガビットで下りが1.9メガビットでその差が実に7倍以上ありますから、ローカルフォルダとWEBサーバーの間で同期を取るホームページビルダーの「サイトの転送」機能のようなシステムでは、動画や音声ファイルのような巨大な容量の送受信の時間差がひどくアンバランスになるのです。でも、専用の転送ソフトであるFFFTPやFilezillaなどは、転送に失敗したとしても、後から再送信をしてきちんとその責任を果たすように設計されていますが、ホームページビルダーのFTP機能というのは、所詮はおまけの付録の機能ですから、エラー訂正・再送信機能が無いのです。ですから、転送に失敗すれば、それで、もう終わりなのです、以降何度トライしても、処理済みとして受け付けてもらえないのです。
ですから、 ホームページビルダーは、WEBコンテンツの制作ソフトとしては初心者にとって非常に親切設計な至れり尽くせりの優秀なソフトですが、こと転送機能に限って言えば、Ver.6ぐらいから私はかれこれ10年以上愛用しているのですが、経験上、ケーブルネットやADSLのような非対称通信で、特に回線が混雑しているような場合は、非常に使いづらいソフトウェアなのです。標題のように、制作したWEBコンテンツのうち、文書や写真だけのWEBサイトであるならば、何の問題もなく「サイトの転送」や「ページの転送」が使えますが、巨大なPDFファイルや動画、音声ファイルをリンクさせたWEBページの場合は、この2つの機能は使えたり使えなかったりして、とても不安定なのです。
もちろん、イオ光やNTTの光回線の場合は、上り・下りで2本の線を使っていて、且つ専用回線で、いずれも高速ですから対象通信です。したがって、このホームページビルダーのこの「サイトの転送」機能を巨大な動画や音声ファイルの転送に使っても、ほとんどがありません。
近隣の小学校で放課後学習ボランティア講師をしていますが、今年度は水曜日の放課後に担当の4年生の面倒を見ることが多いシフト表を最近、学校支援ボランティア組織からいただきました。すなわち、先週の水曜日に、学習ボランティアが全員一同に会して、学校側より協力依頼のための説明会が行われました。その席上で、ちょうど水曜日は先生方の全員研修の日に当たっている場合があるので、なにか問題があった場合には近隣の中学校にいるので職員室に連絡を取ってくれればすぐに対応します。そのほか、詳しいことは学校便りの「月間予定表」や「年間行事予定」を見てくださいね。・・・というようなことを教頭先生が言われました。 そして、学校だよりの4月、5月号を手渡してくれて、4月号には月間予定表や校舎配置図、各学年担任氏名および教科担当者氏名も明記されており、5月号には、5,6月の行事予定の中に、「いきいきタイム」=放課後学習会が掲載されていましたので、外部ボランティア講師の立場としてはたいへんうれしかったです。
そのほか、ホームページでも学校情報がくわしく紹介されていました。
具体に言えば、
?校長の学校運営方針や抱負などの自己紹介・教育全体構想図
?沿革・・・いつ開校したとか、どういう研究指定を受けたとかの歴史的な出来事
?学年だより・・・学年経営方針
?クラブ・委員会紹介
?学校の緊急事態への対応
?学校協議会 議事録
?学校自己診断
?学習状況調査 などです。
以上のような情報提供ですが、まあ、当たり前のことを世間一般のごく普通のようにお知らせいただいているようなわけであります。
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ところが、他府県、他市町村の学校ホームページをいろいろ眺めていると、そういった配慮や情報提供があまりできていない幼稚園や小・中学校もあります。 たとえば、平成24年度末に退職された幼稚園の園長さんの顔写真とあいさつ文が5月下旬の現在でもいまだにそのまま掲示されていたり、本年度の学校便りの4月、5月号がいまだに掲示されていない小・中学校が見受けられたりします。これは、基本的な学校情報提供でありますので、工事中が長く続いたりすると、せっかく地域で学校支援の温かい輪ができつつあるのに、協力体制に弱い面がでてきます。そのうち、改まるとは思いますが、子どものやる気を少し低下させたり学校支援の事業効果を薄くしてしまったりするのではないかと、他人事ながら心配しています。
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私の関係している近隣の140年以上歴史のある某小学校は、「なごみ」というPTAの外郭団体を形成し、地域ぐるみで子どもたちのために登下校時の安全・見守り運動や放課後学習教室、将棋教室、生け花教室、星を観る会などの文化事業を行っています。日ごろから、こまめに丁寧に学校側が地域に開かれた学校として情報提供を行ってきてくれていますので、そういった学校を支援する活動がスムーズに展開できています。 以下のURLです。このブログでは、以前よりたびたび紹介していますが、よろしかったら、「沿革」の部分および「なごみ倶楽部」の「パステル画」をリニューアルしていますので、ぜひご覧ください。
ケーブルネットは、非対称の通信です。つまり、下りが速くて上りが遅い通信システムです。なぜかというと、ケーブルネットというのは、1本のケーブルのテレビ放送用に使った残りのわずか数%の回線容量の隙間を使った隙間産業だからです。しかも、1本で上りと下りを共用していますから、ケーブルネットにおいては、一般家庭のインターネットの用途はネット検索が中心だと看做して下りの速度を最優先して、上りのホームページやブログの開設の用途はほとんど考慮されていません。実際、ごく小規模なサイト用です。特に、回線混雑時は、ほとんどアップロードする隙間がなくなって停止あるいは停止寸前になる場合もあるのです。上りで使える用途としては、文字中心のホームページやブログだけです。たとえば、多くの写真を貼り付けるのであるならば、下記の小さな写真程度しか使えません。大きな容量の写真をたくさんホームページビルダーで編集したり転送したりする場合に、再読み込み・再表示に多くの時間を要しますからイライラします。動画のアップロードは1〜2MB程度で音楽はmp3は重いので避けた方がよく、midiが望ましいでしょう。付属サーバーの容量は100MBと少ないので、外部に有料サーバーを借りてCMSを運営したとしても、アップロード時の再構築にかなり時間のかかる静的なサイトのMovabletypeなどは不適当であり、サーバー側ですべて処理する動的なサイトのWordpressなどいが望ましいでしょう。
たとえば下り14Mbpsで上りが1.9Mbpsというような速度状況が現在、近隣の教育センターのケーブルネットで出ている速度です。しかし、この速度ではホームページのアップロードに時間がかかり過ぎます。たとえば8MBの動画をアップロードするとします。私の自宅では、光ケーブルですから上りが8.5Mbpsで毎秒1MB程度の容量を転送できます。だから、約8秒で転送完了です。しかしながら、ケーブルネットの教育センターでは毎秒1900KB÷8=237KB程度しか転送できませんから、8000KB÷237KB=34秒 という結果になります。
これは、しかし、たった一つの動画を転送している時の時間であって、総計60MBのホームページ全体のファイル転送をした場合は、60000KB÷237KB=253秒ということで、4分13秒です。明らかに、これは長い時間です。光ファーバーの場合は、約1分で済みますからかなり高速です。
以上は、計算上の時間であって、実際はセキュリティー関係の防御システムを導入していたりしますから読み込みにはもっと時間がかかります。したがって、非対称のケーブルネットを契約している限りにおいては、WEBサイトに動画などの大きな容量のファイルを度々アップロードすることは、かなり時間を要する作業であり、最悪、混雑時にはフリーズに近い状況になる場合も想定されます。つまり、故障したのではないか?と感じられる場面もままあるのです。
したがって、WEBサイトを運営していて動画を頻繁にアップロードするケースについては、できたらケーブルネットではなくて、光回線に契約を変更したほうが現実的で得策であると考えられます。スマホと同時に契約すれば1人について1480円を割り引くというキャンペーンが行われていて、ケーブルネットは一見、格安で魅力的で飛びつきそうになりますが、それは、あくまでもネット検索を中心に使う一般家庭向けの大多数のユーザーにとっての大きなメリットであって、私のように無料サーバーを多く借りて、ブログなどのCMSを中心にどんどん動画や写真をアップロードするような特殊なユーザーにとっては、平日の午前中などはままあ使える場合が多いのですが、平日の夕方から深夜および土日祭日など回線混雑時には、快適にアップロードできるかどうかはわからないし、特に動画のアップロード中などはフリーズする場合もありうると認識しておいた方が無難だと思われます。まあ、その程度の上りが非常に貧弱な回線品質というか仕様だからいたし方がないのです。
しかしながら、費用面でのメリットは光回線と比較して確かにありますから、ケーブルネットの回線で本格的な業務用の動画配信を中心としたWEBサイト運営を効果的に行おうとすることは、相当研究すればできないことはないとは考えられますので、今後とも追求していきたいと考えます。
たとえば、ホームページビルダーでは、サイトの転送・・という方式でホームページの全ファイルを一式、ローカルからWEBサーバーに転送する方式が採用されています。しかし、この方式は、常にローカルとWEBサーバーをバックグラウンドで同期させています。つまり、アップロードとダウンロードを頻繁に繰り返して差分ファイルを検出しようとしているのです。こういう方式のソフトウェアは、正直言ってケーブルネットワークでは非常に苦手な分野なのです。ですから、こういう方式は採用せずに、「FTP転送」という機能だけを使うのです。つまり、会社でWEB担当者が1〜2名に決まっている場合は、同期はさせずに、差分ファイルは自分の頭で思い出せばわかることなので、個別に単独のファイルを転送するのです。担当者が10人以上とか多くいて、差分ファイルが容易にはわからない場合にだけ「サイトの転送」を使えばいいのです。普通の職場では、そんなに多くのWEB担当者がいるわけがないので、「サイトの転送」はやめておいたほうがいいのです。
こうすれば、アップロード時にいくら混雑していても、そうストレスを感じずに動画でも何でも転送できるはずなのです。