今朝の朝日新聞には、PCの遠隔操作で何の落ち度もない善良な一市民がある日突然、脅迫容疑で逮捕されると言う冤罪事件が起こったという記事が第一面に掲載されていました。これは、大変気味の悪い事件です。警察のハイテク犯罪捜査のやり方があまりにお粗末で初歩的な過ちを起こしていたのですから、新聞の報道によれば「PCの遠隔操作の痕跡も調査していたのであるから正当な手順を踏んで捜査にあたっていたので、なにも問題はない」と強弁したところで、もう、この種の事件に対する警察への一般国民の信頼は地に落ちたも同然です。IPアドレスだけで個人が特定されて逮捕されるのであるならば、ワンクリック詐欺もまったくの詐欺ではなくて、IDアドレスで身元が割れているぞ・・・逃げられないぞ料金を払え!という詐欺団体や会社の威かしが実は根も葉もないハッタリなどではなくて、今回の冤罪事件によって真実であるという証明になってしまったわけです。・・・今回の冤罪事件が、今後のIPアドレスについての国民の認識の変化について大きな影響を与えるであろうことは明白です。
こういった冤罪事件に巻き込まれないためにはどうするのですか?というと、一つの方法としては、windowsパソコンを使わないと言うことです。わたしは、最近はブログの投稿は、基本的にクラウドであり、自分のPC内部にソフトウェアやシステムをインストールして、それで事務処置をするのではないわけですから、ウブンツーというCDで起動するLinuxを使って行っています。ですから、この冤罪事件のように、ウィルスを私のPCに植え付けることが不可能なわけです。ブログ投稿後は、私はLinuxを終了して電源を落としますので、何も痕跡が残らないのです。第一、私は何も一切インストールしないのですし、ウィルスがおくられてきても、電源を落とせば跡形もなく消え失せるのです。