その昔、1993年ごろですから今から18年ほど昔のお話ですが、windows3.1が日本に上陸したときは、本当にびっくりしました。それまでは真っ黒の画面に A:> あるいは C:> という白い文字だけが表示されていて、あとは何も表示されていませんでした。何かMS-DOSといわれるOS(オペレーションシステム)の命令を打ち込まない限り、コンピュータは何もしてくれませんでした。それで、自分は困り果てて、参考書を片手にバッチファイルという簡単なプログラム言語を勉強してメニューを作ってソフトを起動していました。現在は、そんな面倒なことをしなくても、ソフトをインストールすれば自動的にアイコンが出来ますよね。
echo off
cls
echo
echo
echo
echo
echo ********* 起 動 メ ニ ュ ー ********
echo
echo 1 一太郎 VER 3
echo 2 Lotus123
echo 3 VZ エディター
echo 4 エコロジー2
echo 5 アシストアート
echo 6 アシストカルク
echo 7 ジーズスタッフキッド
echo **************************************
echo
echo 起動したいソフトの番号を入力してください。
手順は、ハードディスクのルートディレクトリーに、以上のようなメニューを作って menu.bat という名前で保存して、起動時に自動起動させました。
そして、1.bat 2.bat 3.bat 4.bat 5.bat 6.bat 7.bat というバッチファイルも別に作っておき、1.batの中身は一太郎Ver.3のショートカットを入れておく、2.batはLotus123のショートカットをいれておく・・・・7.batはジーズスタッフキッドのショートカットをいれておくと、起動したい希望のソフトの番号を入力してリターンキーを押せば、そのソフトが起動することになっていました。
今から思えば、随分面倒な作業でしたが、そうするよりほかに方法がなかったのでした。
でも、windows3.1が発売されてからは、現在のwindowsXPに近い形になって、番号ではなくてアイコンが登場してきて、マウスでクリックして起動するようになったので大変便利になりました。
現在は、すでにこのwindows3.1も、もうとっくの昔に廃盤になっていますが、
http://www.michaelv.org/ でエミュレートされているので、ブラウザ上で起動することができます。いちど試してみてください。面白いですよ。たとえば、Mainのcontrolpanelのdesktopで実際に壁紙を変更が出来ますし、notepadで文章を入力して保存できます。ただし、保存した文書の日本語は文字化けするので英文しか保存は出来ませんが・・・。ゲームもマインスイーバだけは普通にできます。(このエミュレーターは以前にも紹介しましたが・・・また思い出して試してみました。)