標記の記事が本日のYahooのニュースで目に付いたので、興味があったので読んでみました。結論は、これで3社の競争が激化するので消費者にとっては望ましい展開であると同時に、政府の進めてきた新規業者の活躍を推進する施策が先細りする恐れがある・・・という長短2点を論評した論旨になっていました。もっともな論ですが、しかし、おかしいなという面もあります。つまり、これは、Yahooやauにとっては、あたっていますがドコモにとってはどうなんだ?という視点が無いです。この記事はYahooニュースですから、そういう視点は必要ないのかも知れませんが、特に非アイフォーン機種を投入しているドコモは、別段、このことによって競争が激化する部分は当然ありますが、auほどでもないんじゃないか?という点を看過しています。
もっと剥いて言えば、そりゃあ、3社ともiphone5を販売しているんだったら、まともに競合しますが、ドコモは蚊帳の外でしょう。ドコモは、中高年や高齢者をも幅広く対象にして、iphoneを採用しない方針ですから、かつてのPCにおけるNECのPC-9801みたいなもので独自路線を進んでいるのです。採用するのは、ガラスマばっかりです。ホームグラウンドが違うところで、三社三つ巴の大決戦・・・・なんて論調を大上段に繰り広げても、それは、そんなステレオタイプというか単純な話ではないと思うのです。