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順一郎の異色ブログ作法

生活改善のアイデアについて

2013/02/22

ブログは投稿すれば公共のもの・・・ブログの社会的使命

 私的な記録は日記ですが、ブログはWEB上の日記のようなものだというようにブログの意味を限定して使っているというか或いは意味を取り違えている人が多いみたいです。つまり、日記でもWEB上で公表すれば当然私的文書ではなくなるわけですから、WEB上の「日記」という表現は正しくないわけです。

 実際、日本語で書かれたブログは、統計上は世界で37%だとかいう数字が発表されていますので、日本人は世界一ブログ好きな民族だということができそうです。(これはかなり古くて2007年の統計だから6年も以前ですが・・・。)したがって、これは、枕草子、土佐日記、徒然草などの随筆にあやかって、自分も一流の作家になった気分で、日記=ブログを書いてやろうと意気込む日本人が現在、多数存在することの証左ではなかろうかと推測されるのであります。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0704/06/news057.html

 では、一体何故でしょうか?理由を考えて見ますと、これは、表立って意見を言って対立することを好まず、「和をもって尊しとする」古代からの精神風土が強い日本人が、インタ−ネットという匿名性に惹かれて、ともすれば現実世界で言いたくても言えなかったことを吐露するために、あるいは自分の趣味の世界の高い知見を日記風に披露することによって精神的な満足感を得るために積極的に投稿する傾向が出ているのだろうと私は思います。いずれにしても、ある一定の経済力や文化水準が達成できておらなければ、ブログなどのネット上の発信は難しいでしょうから、古代からの歴史と伝統に裏打ちされた日本文学の流れを汲んで、日本人一人ひとりの文章作成能力は世界に誇れる水準にまで達していると見ることができるでしょう。

 これに比して、一説では、一定の経済力のあるヨーロッパ諸国の場合では、風俗習慣として現実世界で言いたいことをどんどん言うし、個人的な趣味や日常生活の事はネット上で公にするべき事柄ではないと言う生き方や考え方が強いために、ブログ人口は日本のそれほど爆発的には増えないのではないかと考えられています。あるいは経済的に豊かではない発展途上国や言論の自由が無い国ではブログの発信自体が非常に困難であるとも考えられています。(※最近は、少なくともアラブの春の事件以降は、そういう傾向が必ずしも支配的ではないそうですが・・・。)

 話をもとに戻しましょう。

 しかしながら、ブログの量的な大きさが、即、文化水準そのものの尺度になるのかというと、そうでもありません。ブログの質の問題があるからです。スパムブログやワードサラダブログ、アフィリエイトだらけのブログ、特定の団体や個人を非難中傷するブログなどの問題点が、日本人の書くブログの中に少なからず存在するという不名誉な面も内蔵されているからです。

この原因は、ただ単にブログ人口が多いからだという理由だけでは説明がつきません。むしろ、投稿に至るまでの手続きに問題があるのだと思うのです。つまり、アメブログとかFC2ブログ、シーサーブログなどのブログは、簡単な手続きですぐにブログが始められますから、ブログが公共物になるという概念がなかなか湧いてこないのだと思うわけです。住所、電話番号、氏名、性別、氏名、年齢、ID、メルアドetc. ・・・これらの個人情報を入力したら、自動的に登録が完了して5分以内に投稿が始められるブログサイトが圧倒的に多いのですから、これではブログ管理会社に全部お任せで、ただ投稿しているだけで、内容も陳腐化したり、表・グラフ・引用・索引も何も無い、ベタうちのみの表現力に乏しい文書しか投稿できないことになってしまいます。

 やはり、ブログは、自分でサーバーを借りて自分でwordpressなどのCMSをインストールして、自分でいろいろと工夫してセキュリティーを高めたり、アドバイスを受けるためのご意見コーナーや掲示板を設置するなどの下準備をして、情報発信基地としての社会的責任を果たす必要があると思われるわけです。 もちろん、既製品のブログでもスパム対策や違反サイト通報システムがあったり掲示板があったりしますので、最低限の管理は一応してはくれます。しかし、これはある意味、非常におかしな話であって、何でもかんでも運営会社が直接管理責任を取るのではないはずです。まずはユーザーが自己管理することが先決事項のはずなのです。

 そういう意味で、私はブログは既成のブログ専門の無料サイトにいくつかは登録してはいますが、決してメインでこれを活用出来切れていません。こういう既成の無料ブログは、自分で苦労して作り上げられるというか設定できるようなCMSでない場合が多いからです。それで、これといって管理するとか設定することが殆ど無くてWEBサイト構築の自由度が極端に少ないので、関心事といえば、自己中心的な考え方や洗練されない表現や言葉遣いを含む、いわゆる本来公にすべきでない個人的な「日記」風のブログ投稿に偏ってしまうのです。

 これに対して自分でサーバーにインストールする形のWordpressなどのCMSの場合は、豊富で便利なプラグインがあります。たとえばアンケートのフォーム貼り付け機能、記事中の語句の関連事項のWEB検索機能、アクセス解析機能、キーワードへのポップアップ表示機能、スペルチェック機能、スマホ・携帯電話対応機能、ドロップボックスへのデータベースの定期的なバックアップ機能、fccebookとの連携機能など、いろいろとユーザーや訪問者への配慮や便宜を図る機能のことが大きな関心事になりますから、よりブログを通じたネット上のコミュニケーションを強める働きが明確になってくるのです。これが、ブログ本来の使命なのです。

 

 

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