過日は、京都府長岡京市の上新電機に行ってパン焼き器を購入しました。これは、わずか６０００円程度ですからお買い得品でした。それで、私の妻が毎日、食パンを焼いてくれるのですが、どうもパン種が発酵してくれなくて膨らんでくれません。そういうわけで、いつもモチモチの硬い空気の気泡のほとんど無いケーキのようなタルトというか、そういうパンらしからぬ食品が出来上がっております。
でも、これは、これで結構おいしいのです。私の独断と偏見に拠れば、パンなんていうものは、ぱさぱさでもふわふわでも、空気が90％以上のいわば綿菓子みたいなものでメリケン粉の実体がほとんど拡散されてしまってなんだか食物をどっさり食べた実感の無いものです。いくら食べても腹の足しになりがたいものですから、バターやチーズ、それに蜂蜜・ジャムなどをこれでもか！というほど、たくさん塗りこんで食べないと満足感というか充足感がなかなか得られないのです。、それでも、なんだか不満足で、フレンチトーストまがいの調理を自己流でやってしまって牛乳だとか卵だとか砂糖とかをどっさりとなべに入れてパンと一緒に煮込んで、これを何枚も食べて、やっと満足するのです。
こういうことを日常的に生活習慣としてやっておりましたから、糖分や脂肪分の取り過ぎで高脂血症や動脈硬化を引き起こしているのです。そういう自覚が確かにあるのです。高血圧ではないのでそれだけが救いですが、早晩。それも危うい状況です。
そこで、今回、こういうことに見切りをつけるために、自宅でパンを焼くことにしたのです。膨らまないでメリケン粉の粒子がこねこねのままのもちもちのパンでは、もうバターや蜂蜜を塗らなくても、それだけで充足感が満点です。ご飯を食べているよりも、もっとねばねばしていますから、もう余計な脂肪分や糖分を塗りたくらなくていいので健康的です。それに、牛乳をたくさん飲まなくてもいいし、飲み物はコーヒーで十分ですから乳脂肪やカゼインを取らなくていいので、おなかを壊しません。
こんな、一風変わったパンづくりは、決して市販のパン屋さんでは味わえませんので、まさに「お袋の味」です。
