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順一郎の異色ブログ作法

生活改善のアイデアについて

2012/05/23

町立図書館にて初めての蔵書を借りました

今日は、初めて町立図書館に行って貸出票を発行してもらい、DVD2枚と図書2冊を借りて帰りました。これは、決して自慢ではないのですが、今までそんなことといっては何ですが、借りている暇がなかったのであります。帰りが遅いので、必要なDVDや書籍は職場の帰りに午後9時過ぎに本屋さんで購入しましたし、土日祭日も出勤していましたから、もうくたくたで図書館に行く元気も無かったのです。

でも、現在はリタイヤしていて、しかも腰痛が治癒しつつあるので、図書館まで歩いて行く体力と時間がありますので、それでもってやっと行くことが出来ました。これは、本当に感謝でございます。

借りた本の題名は、「指揮者の名盤」本間ひろむ著、「すべては音楽から生まれる」茂木健一郎著の2点す。DVDは「四国八十八ヶ所お遍路の旅」第1巻、「ジュリア」の2点です。

指揮者の名盤は、2003年の著作なので、いささか古い訳で殆ど私は全ての指揮者の経歴やら特徴を知っているので、もう読まなくても内容は知っていました。で、復習のつもりで一気に読みました。改めて、自分が過去の指揮者のことをよく雑誌などで頭に叩き込んでいたなと思いました。でも、反面、現在の若手の指揮者のことは知らないので、少しは勉強しないいけないと思いました。

茂木健一郎氏は脳科学者ですが、なぜか、この著作では生命活動は音楽そのものである・・・という音楽理論が書いてあります。音楽は、初めがあって終わりがある。そのまん中に計り知れない感動がある。音楽は神の啓示である・・・これはBeethovenの有名な言葉ですが、そういったことをこの著作は繰り返し全編にて述べています。こういう内容の著作だろうと、読む前から想像はしていましたが、やはり図星でありました。斜め読みをしただけですが、これは、要するに、どう考えてもキリスト教的な救いをクラシックを含めたポピュラー音楽全般に求めるような意図で著述された書物だなと思いました。そういう意味で、大体、私の価値観に合致するなと思いましたので、借りて本当に良かったと思いました。

あとは、お遍路のDVDですが、それなりにコンパクトに各札所のお寺の概要が理解できるようにまとめられていますが、これはどうやら健康に恵まれて、宿泊費が十分にあって身内に障がいを持っている人がいなくて安心してお遍路のお参りが出来る幸せな有産階級の人向けのDVDだな・・・と思いました。したがって私のような腰を手術して間もない人間には、当面は縁もゆかりも無い贅沢三昧のDVDとして、今後とも、おそらく観賞しないだろうなというか出来ない種類のDVDだなと思いました。

「ジュリア」は、1934年当時のナチスドイツの台頭している世の中で、アメリカの女流作家が反ナチス運動に身を投じる親友の「ジュリア」を、わが身を省みず勇敢にも助けに行く感動の名作です。主題があまりにもはっきりしているので、人間の自由と尊厳のために戦う「鉄の女」というイメージが強く、また敵陣の真っ只中の危険なヨーロッパ行きを薦め励ます夫も非常に善良に描かれています。レジスタンスに協力する勇気ある人々が随所に登場しますので、観賞して強く思ったことは、「人生、すべてこの主人公や協力者のように勇気と希望と信仰を堅く持って、友情を裏切らずに戦うべきだ」と拍手喝さいを浴びせたくなることでした。

でも、反面、ナチスを恐れて、心ならずも主人公を擁護しない市民も登場します。この人たちは、この映画では、永遠に救われなくて地獄に落ちてしまいそうです。この点については、アメリカ映画であることを考慮すれば、やっぱりな・・・と思わざるを得ません。裏切る市民は永遠の罰を受けなければならないかのようです。

私が映画監督ならば、この裏切り者の一市民が夜中に一人反省と悔悟に涙を流しながら、「ああ、私はあの女の人の自由と尊厳を守る勇気と友情に協力できなかった。神様、この罪を許してください。」と改心して祈る場面をスクリ−ンに映し出すでしょう。

もちろん、そのような場面を映画に挿入してしまうと、「やらせ」になってしまって現実味(リアリズム)が薄れて、映画としての価値が貶められるでしょうが、それでも、公立の図書館にわざわざ蔵書として置くからには、青少年に《信仰と希望と愛》を与えるような内容のものでないと駄目だ・・・と強く思うわけであります。
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